ClipLine 飲食店などを仕事場として提供する新サービスを開始

2020年9月4日、ClipLine(東京都品川区)は、飲食店やカラオケボックスなどの空席を、リモート勤務者などのワークスペースに提供する新サービス「サブスペ」の提供を2020年9月14日から提供することを発表した。あわせて「サブスペ」の展開、既存事業の「ClipLine」の開発強化のため、総額5億円の資金調達を実施した。

「サブスペ」は、サービスを提供する場所を持つ企業が、空席をワークスペースとして貸し出す仕組み。場所貸しをする店舗(ホスト)は初期費用、月額費用不要で、貸し出す日時、場所、席数、時間を自由に設定できる。リモートワークを推進する企業(サポーター)の社員(ゲスト)は、1都3県、240店以上からワークスペースを選べ、クーポンを利用した飲食をすることもできる。利用料金は会社に請求されるため、経費精算は不要。コロナ禍で客足が遠のいた飲食店やカラオケボックスの収益増と、企業におけるリモートワークを後押しする。

料金は、全員が「1分6円」の従量課金制でスタートし、月額5000円を超えた場合は自動的に5000円の定額制プランに移行される。登録店舗はカラオケチェーン「まねきねこ」、イタリアン「パステル イタリアーナ」、個室ダイニング「隠れ菴 忍家」ほかレストランや居酒屋など240店舗。今後、店舗数を拡大していく予定だ。

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