中小企業庁 中小企業のIT活用支援する専門家の登録を開始

中小企業庁は、2020年9月1日、「中小企業デジタル化応援隊事業」を開始したと発表した。中小企業がテレワークを導入したり、ECを活用する際に、助言を行うIT専門家のウェブ登録の受付を始めた。

同事業では、フリーランスや兼業、副業などの人材を含むIT専門家を「中小企業デジタル化応援隊」として選定し、中小企業のデジタルトランスフォーメーションやIT活用を支援する。専門家の登録と選定が終わり次第、順次、支援を希望する中小企業とのマッチングを開始する予定だ。

応援隊として登録するIT専門家には、支援開始前に、中小企業の要望による支援計画の作成と、同企業との準委任契約の締結を求める。また中小企業は経費を一部、実費負担する。支援実施後に、事務局からIT専門家に対し、契約に基づく支援実績の一部が謝金として支払われることになっている。

この事業は、2020年度第1次補正予算で、独立行政法人中小企業基盤整備機構(中小機構)に対し経費を計上していたものだ。事業実施事務局はアデコが選定されている。

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