近鉄不動産 ハルカス300に清華堂の抗ウイルス加工を採用

2020年7月16日、近鉄不動産はあべのハルカスの展望台「ハルカス300」に、抗ウイルス・抗菌コーティングの施工を行うことを発表した。

コーティングは、展望台や館内エレベーターで手を触れられやすい箇所(壁・手すり等)に噴霧・塗布するもの。採用した無機溶剤は、大阪市の表具・美術表装店である清華堂が開発した「SRW-30」。SIAA(抗菌製品技術協議会)の安全性基準と性能基準に適応している。SIAAマークは、SIAAガイドラインで品質管理、情報公開された製品に表示しており、展望台施設でSIAAマークを表示するのは、「ハルカス300」が国内初となる。

また、「ハルカス300」の16階と60階にはソーシャルディスタンスカメラを設置した。カメラで撮影した映像からAIが人数をカウントし、展望台の混雑・密集状況をホームページや館内でいつでも確認できる。これにより、混雑している場所を意識的に避けられることができるようになる。

SIAAは、経済産業省のガイドラインに沿った、適正で安心できる抗ウイルス・抗菌・防カビ加工製品の普及を目的に、メーカー、試験機関が集まって組織された団体だ。

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