ネクスト・モビリティ AI活用型バスソリューションを全国提供

西日本鉄道と三菱商事が共同で出資する、ネクスト・モビリティ(福岡県福岡市)は、AI活用型オンデマンドバス「のるーと」のソリューション提供の全国展開を開始した。2020年6月11日に発表した。

オペレーションの仕組みや導入・運営ノウハウを提供、導入計画の立案から運行、改善まで総合的にサポートし、各地域で活用することで、公共交通の課題解決につなげていく考えだ。また、2020年2月には国土交通省が補助制度を新設するなど、「のるーと」のようなAI活用型オンデマンド交通の導入を推進している。

ネクスト・モビリティは、利用者の減少や運転士不足といった自動車交通の課題解決のため、AI活用型オンデマンドバス「のるーと」の運行に取り組んでいる。「のるーと」は、乗客のリクエストに応じて適宜ルートを設定しながら運行する乗合交通バスで、AIが利用データを蓄積・学習することで、より効率的な運行ができる。また、普通二種免許での運転が可能であるため、乗務員採用の裾野が広がり、運転士不足解消に繋がると期待されている。現在、アイランドシティ地区と壱岐南地区の2エリアで運行している。

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