日本ユニシス デジタルマネー基盤サービス、トライアルを開始

2020年5月19日、日本ユニシスはデジタルマネー残高のオンラインチャージ・交換を可能とする価値交換基盤「doreca」のトライアル提供を開始したことを発表した。

「doreca」は、(1)企業が個人に対し、直接デジタルマネーを給付・支払い可能となるダイレクトオンラインチャージ事業、(2)個人が所有する異なるデジタルマネーの残高を相互交換可能にする、デジタルマネーのバリュー交換事業の2つの事業を軸としたプラットフォームサービス。

トライアル第1弾として、給与前払いサービスの国内最大手であるきらぼし銀行(月刊事業構想2020年2月号参照)、きらぼしテックの給与前払いのデジタルマネー受け取りの実証実験において、デジタルマネーへのチャージ基盤に採用されている。

現在、キャッシュレス消費者還元事業・マイナポイント事業や、政府が検討中の「給与デジタル払いの解禁」など、様々な施策が実施・検討され、日本国内でのキャッシュレス決済の機運が高まっている。その一方で、サービス乱立によるユーザービリティの欠如の顕在化や、国内決算インフラの高コスト構造化といった課題もある。今後も日本ユニシスは、サービスを拡充していく考えだ。

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