現代アートサブスク「Casie」 外出自粛受け初月500円サービス開始

2020年4月15日、現代アートのサブスクリプションサービス「Casie(かしえ)」を運営するCasie(大阪市)は、総額1億円の第3者割当増資を実施したことを発表した。増資の引受先は、デライト・ベンチャーズをリードインベスターとして、KVP、FGN ABBALabのそれぞれが運営するファンド。

Casieは、2019年1月にローンチしたサブスクリプションサービス。Instagramやマスメディア等で話題になり、リリースから1年でユーザー数3000人を突破した。国内外の新進気鋭アーティストが手がける原画約6500作品の中から借りる作品を自由に選べ、気分や季節に合わせて作品を交換することもできる。専属キュレーターが作品選びをサポートする無料サービスや、心理テスト感覚で好みのアートを診断するLINE診断サービスも提供している。

今回の資金調達で、これまでに蓄積したユーザー属性別の作品交換履歴データを生かし、AI技術を導入した高精度の作品選択システムを実装する予定だ。今後の展開では、平面絵画だけでなく、暮らしを豊かにする新しいサービス・商品開発も視野に入れている。

また、COVID-19(新型コロナウイルス)による外出自粛を受けて、初めてのユーザー限定「全プラン初月500円」キャンペーンを2020年5月までの期間限定で実施する。

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