日本IBM、カクイチ 農業AIシステムとアプリの運用開始

日本IBMは、カクイチ(長野市、月刊事業構想2018年9月号参照)のアクアソリューション事業において、農業事業者にアドバイスするシステムとスマホアプリの構築を支援し、運用を開始した。2020年4月14日に発表した。

アクアソリューションは、ナノサイズの気泡を含む水、ナノバブルウォーターを散水することで、農作物の収穫量や品質を向上させるものだ。今回開発したシステムは、農園やビニールハウスに取り付けたセンサーから収集した照度、湿度、気温、土壌水分、地中温などのデータを収集・蓄積し、IBMクラウド上のAI、IBM Watson Studioで分析。散水の最適なタイミングやバルブの設定をアドバイスする。システム開発の際は、カクイチの農業のスペシャリストと日本IBMのAIのエキスパートが協力した。

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