アイリスオーヤマ AIカメラ事業に参入

これらのカメラは、小売店や物流倉庫など、業務用の利用を想定している。盗難などの防犯対策に使うセキュリティカメラとしての用途だけでなく、マスクの着用認証や、工事作業所などでヘルメット着用が守られているかの確認、顧客属性分析にも利用できる。また、マスク着用時でも顔認証できる機能も搭載した。顔認証のスピードは、0.2秒まで短縮している。

さらに、レジの混雑状況や顧客の滞在場所・時間をサーモグラフで可視化する「顧客動線ヒートマップ」、車両番号や車体を認識する「車両認識・管理」、不審な動きや過去の犯罪者をブラックリスト化し注意喚起する「不審行動・不審者アラート」などの機能もある。

回線への負担を減らすため、カメラ本体にAIアルゴリズムを内蔵した。必要な分析結果のみをアプリに送信することで、データ量を従来の1/100以下まで抑制する。アイリスオーヤマでは、自社のB to B向けの様々な商材を組み合わせ、顧客店舗・施設へトータル・ソリューションとして提案していく計画だ。