観光庁 ベジタリアン・ヴィーガン対応ガイドを発表

観光庁は、2020年4月2日、飲食店などに向けて作成した「飲食事業者等における外国人ベジタリアン・ヴィーガン対応ガイド」を発表した。様々な食習慣を持つ外国人旅行者の受け入れ環境整備の一環だ。

日本の飲食店は、ベジタリアン・ヴィーガン食への対応が先進国の中でも遅れているとされる。その背景には、日本の飲食店における基礎知識の不足がある。そこで、ベジタリアン・ヴィーガン対応を推進するためのツールとして、先進事例も盛り込んでガイドを作成した。

同ガイドには、食の禁忌ごとの背景や、食事制限、それぞれの食習慣を持つ人の国別の割合、訪日数の推計値などの基礎知識と、国外旅行における行動特性(飲食店の選び方や日本で食べたいものなど)、段階ごとのベジタリアン・ヴィーガン対応の方向性などが記載されている。

観光庁では、同ガイドが地域におけるベジタリアン・ヴィーガンの受入環境向上の手掛かりとなることを期待している。

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