電通 2019年の日本の広告費は6兆9381億円

電通は、2020年3月11日、「2019年 日本の広告費」を発表した。2019年はデジタル領域やイベント領域を追加で推定して加え、日本の総広告費は8年連続プラス成長して6兆9381億円となった。2018年と同様の手法でも、前年比1.9%増の6兆6514億円となっている。

最も金額が多いのがインターネット広告費で2兆1048億円。インターネット広告費は6年連続の2桁成長を遂げ、テレビメディア広告費を超えた。2019年からの新設項目は、「物販系ECプラットフォーム広告費」で1064億円。この項目は、生活家電・雑貨、書籍、衣類、事務用品などを販売しているECプラットフォーム上で、ここへ出店している事業者がそのプラットフォーム内で投じた広告費だ。

また項目を改訂し、「イベント」を追加推定した「イベント・展示・映像ほか」は5677億円となった。この「イベント」広告費は、広告業が取り扱うイベント領域のうち、ディスプレイ、PR施設、プロモーション映像制作などを除外した販促キャンペーン、ポップアップストア、スポーツイベント、PRイベントなどの製作費、となっている。

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