中部電、岡崎市など 地域電力小売会社「岡崎さくら電力」を設立

中部電力と岡崎市、NTTファシリティーズ、東邦ガス、岡崎信用金庫は、2020年3月9日、地域電力小売会社「岡崎さくら電力」を共同出資により設立した。エネルギーの地産地消と、低炭素化社会の実現を目的としたもので、2020年7月の事業開始に向けて準備を進めていく。

同社は、岡崎市のごみ処理施設、中央クリーンセンターのバイオマス発電設備などで発電した電気を、岡崎市の公共施設に供給する。これにより、二酸化炭素排出量の削減、エネルギーの地産地消の実現による地域経済の活性化に取り組む。また、岡崎さくら電力の事業からの利益は、再生可能エネルギーの普及拡大に活用する計画だ。

代表取締役には東邦ガス三河支社長の永田和之氏が就任する。5者の出資比率は、岡崎市51%、NTTファシリティーズ15%、中部電力15%、東邦ガス15%、岡崎信用金庫4%。出資各者は、それぞれの事業資源を活用して事業に参画する。

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