DADA、マイメリット、パナ 日南で観光客の移動・宿泊の実証を開始

可動式滞在施設とマイクロモビリティ事業を展開するDADA(東京都江東区)、 パナソニック、 マイメリット(東京都港区)は、宮崎県日南市と連携し、滞在施設とモビリティの統合型サービスを観光客に提供する実証実験を2月29日まで実施する。2020年2月5日に発表した。日南市が提供する遊休資産を3社が活用し、可動式宿泊施設「BUSHOUSE」とマイクロモビリティを1つのアプリケーション上で観光客に提供する。

日南市は、プロ野球やJリーグのキャンプ地になっており、例年キャンプシーズンになると県内外から多くの観光客が集まってくる。観光客の訪問は短期間に集中するため、宿泊や移動手段の確保が課題となっていた。BUSHOUSEは、バスを改装した動く家で、滞在場所として利用することができる。今回の実証ではBUSHOUSE2台に加え、マイクロモビリティとして電動アシスト自転車計10台、電動キックボード計20台を用意。サービスアプリ「PACK」で予約から決済までを完結できるようにした。

今回の実証は、1市3社で組成した「日南モビリティ実証事務局」が手掛けるものだ。BUSHOUSEと電動キックボードシェアリング事業「ema」は、パナソニックなどによる新価値創造活動「100BANCH」の支援プロジェクトだ。

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