スマホ決済のメルペイ、同業のOrigamiを買収

Origami(東京都港区)とメルペイ(東京都港区)は、メルペイがOrigamiの全株式を取得することで合意したと2020年1月23日に発表した。Origamiがメルカリグループに参画し、「Origami Pay」サービス・ブランドは一定の周知期間を経た後に「メルペイ」に統合する。

Origamiのスマホ決済サービスOrigami Payの開始は2016年で、累計8万店が加盟店としてこの決済サービスを利用している。2018年9月には信金中央金庫(信金中金)と資本業務提携を行い(関連記事)、各地の信用金庫のネットワークを通じて、地域の中小事業者のキャッシュレス化を進めていた。一方のメルペイは2019年2月にスマホ決済サービスの提供を開始。フリマアプリ「メルカリ」の顧客基盤と、顧客がアプリ上に保有している売上金を背景に、2019年10月には利用者が500万人を突破した。

Origamiの信金を対象としたサービスは、メルカリグループにも引き継がれる。2020年1月23日に信金中金はメルペイ・メルカリとの間で業務提携契約を締結した。Origamiを含めた4社共同で、地域の中小事業者への「メルペイ」導入を進めていく。信金中金のネットワークを通じて、「メルペイ」を活用した地域イベントや、メルカリの使い方が学べる「メルカリ教室」、利用促進キャンペーンなどを展開していく予定だ。

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