アビーム、エイベックス ダンス技術の定量評価へ協業

アビームコンサルティング(東京都千代田区、月刊事業構想2019年10月号参照)とエイベックスは、2020年2月21日、ダンス教育事業において協業を開始したと発表した。データ分析などのアプローチにより、ダンスの定量評価(スコア化)を実現した。2019年10月に試験導入したスキルチェックアプリ「Dance COMMUNE」を用いる。

ダンスは中学校の体育において必修化されているが、その指導や評価は講師の経験・主観に基づいたものになりがちだ。そこで、より効果の高いダンス教育のため、エイベックスはダンス技術のスコア化を目指したプロジェクトを立ち上げた。アビームコンサルティングはこの中で、データ分析ノウハウやスポーツ・エンターテインメント産業の知見を活かし、データ分析シナリオ策定、ダンス動作を定量評価するモデルの開発および同モデルを組み込んだダンススキル評価システムを開発した。これらは「Dance COMMUNE」に活用されている。

今後は、評価の精度を高めるたしくみの開発や、幼稚園・保育園への展開、ダンススクールへのカリキュラム作成支援などを予定している。

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