JCB、富士通 決済プラットフォーム創出へプロジェクトを開始

JCBと富士通は、2020年1月17日、新たな決済連携プラットフォーム創出に向けた共同プロジェクトを開始したことを発表した。両社は、2019年4月から富士通のブロックチェーンによる相互接続技術「コネクションチェーン」を活用したデジタルバリューの決算モデルに関する実証実験を行っている。

キャッシュレス化の推進により、デジタル通貨や地域通貨、独自ポイントなど、多種多様な「デジタルバリュー」を人々が所有するようになった。しかし、交換に関する様々な制約や、小単位での多種保有により、デジタルバリューの管理ができないといった課題がある。また、ブロックチェーンで管理されるデジタルバリューの決済においても、利用できるシステムが増えていることから、多様性と利便性の高さが求められている。

今回の連携では、JCBの持つ決済に関する知見と、富士通のコネクションチェーンを掛け合わせる。現在のデジタルバリューが抱える課題を解決できるプラットフォームを提供するべく実証を行い、新たな決済社会の創出を目指していく考えだ。

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