宮崎大発ベンチャー サクラマス養殖へ資金調達

宮崎大学発ベンチャーのsmolt(宮崎市)は、シードラウンドの資金調達でGxPartners LLP(福岡市)、宮銀ベンチャーキャピタル(宮崎市) 、エンジェル投資家を引受先とした第三者割当増資を実施した。2019年12月19日に発表した。smoltは、サクラマスの循環型養殖を行う企業。

宮崎大学では、2012年から宮崎県五ヶ瀬町にあるヤマメの養殖業者共に、宮崎でサクラマスを養殖する技術開発に取り組んでいた。五ヶ瀬町にある淡水養殖施設で稚魚を生産・育成し、延岡市の海水養殖の生簀で短期間育成すると、温暖な宮崎でも効率的にサクラマスを生育することが可能になった。海水で育った魚を再び淡水で生育することもでき、循環型の養殖が可能になる。

smoltが今回調達した資金は、組織体制の強化や、サクラマス量産に向けた設備の確保に充てる計画だ。

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