遠隔ICUコンサルのT-ICU VCから1.53億円を資金調達

専門医による遠隔集中治療ソリューションを提供するT-ICU(兵庫県芦屋市、月刊事業構想2019年9月号参照)は、SMBCベンチャーキャピタルおよびBeyond Next Ventures(東京都中央区)が運用するファンドを引受先とする第三者割当増資を実施したと2019年10月15日に発表した。2019年7月からの一連の資金調達ラウンドで調達した総額は1.53億円となった。

2019年10月現在、T-ICU契約病院は12病院。今回調達した資金で、さらなる遠隔集中治療(Tele-ICU)の普及を進めていく。T-ICU代表取締役で医師の中西智之氏は、集中治療専門医がチームとなり、 遠隔から24時間体制で生体情報(心電図、 X線、 採血データなど)を監視し、早期に的確な治療方針を提案するサービスが重症患者の予後の改善をサポートすると考え、2016年に同社を立ち上げた。

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