文科省 科学技術による地域課題解決へ4地域選定、東広島など

文部科学省は、今年度新たに始める「2019年度科学技術イノベーションによる地域社会課題解決」の支援対象地域を決定し、2019年7月31日に発表した。地方自治体と地域の大学が中心となってチームを構成し、地域課題を特定、科学技術によりその解決を目指すプログラムだ。将来的には、地域内外の大学・研究機関が持つ研究シーズを取り込みつつ、小規模試行実験や社会実装へ繋げることを目指している。2019年度予算額は4500万円。

今回選定されたのは、新潟県佐渡市・新潟大学、福井県鯖江市・福井大学、兵庫県・神戸大学、広島県東広島市・広島大学。佐渡市では、「生物多様性と農業技術革新が共存するエコロジカル・コミュニティ」の実現を目指す。鯖江市では、地域資源である眼鏡、漆器をテーマに、「共創サイクルの仕組み」を地域に定着させる試みを進める。兵庫県では、農林水産資源を起点に、地域の魅力拡大方策を検討していく。東広島市は、大学と一体になって「サステナブル・ユニヴァーシティ・タウン構想」を進める。

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