JAXA 軌道上利用サービス提供事業者にSpace BDを選定

宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、Space BD(東京都中央区、月刊事業構想2018年9月号参照)を、国際宇宙ステーション(ISS)「きぼう」日本実験棟船外プラットフォームにおける、軌道上利用サービスを提供する事業者に選定した。2019年3月8日に発表した。

JAXAは、2018年12月に公募型規格競争を実施し、軌道上利用サービス提供事業者を募集していた。Space BDは今後、独自の営業活動を開始。2020年4月から、部品・コンポーネント実証実験や地球観測ミッションなどのために「きぼう」を利用したい国内外のユーザに対して、軌道上利用サービスを提供する。

「きぼう」の民間開放は、超小型衛星放出事業に続き、今回で2つ目。これまではJAXA単独で、有料利用サービスを提供してきたが、今後は民間のサービス提供事業者が、軌道上利用に向けてアイデアを出していくことになる。

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