ジョインテック、東北ドローン 風力発電ブレード点検にドローンを利用

ジョインテック(仙台市)と東北ドローン(仙台市)は、ドローンによる風力発電設備のブレード点検を30基分実施し、損傷評価、補修見積積算などを行い、風力発電事業者に報告書を納品した。2019年2月27日に発表した。

ジョインテックは、風力発電設備などの構造物に対し、ロープ高所作業でメンテナンスを実施している。同社の知見を活用し、ドローンの産業応用を目指す東北ドローンが、実用に足る撮影データをドローンで取得できるようにした。点検専用の機材が高精度でホバリングしながら撮影を実施するため、ドローン本体の移動距離は短縮され、点検のために発電装置を停止する時間は1基当たり1~1.5時間まで短縮できた。

ドローンにより取得した膨大な画像データとAIなどの技術を活用し、ドローンでの撮影時点でリアルタイムに点検結果をレポートとして提供するサービスを開発中だ。このサービスは、AI画像診断サービスを提供する企業として現在登記中のアルビト(東京都品川区)と共同で展開する。3月初旬にも、画像解析をデータアップロードのみで行えるβ版のサービス開始を予定している。

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