富士フイルム プリント事業強化へスタジオアリス株を取得

富士フイルムとスタジオアリスは、2019年2月7日、写真関連事業の強化に向けた事業提携契約を締結した。スタジオアリスは、子どもの誕生日や七五三などの際の記念写真を撮影する専門写真館を中心に、国内511店舗を展開している。

提携を通じて、新たな写真プリント需要を創出・獲得し、両社のプリントビジネスを拡大する計画だ。事業提携契約の締結と合わせて、富士フイルムはスタジオアリスの発行済み株式総数の16.3%を67億円で取得することを決めた。取得の手続きが完了すると、既に保有する分とあわせて、スタジオアリス発行済み株式総数の20%を保有することになる。

富士フイルムは、インテリアとして利用できる写真プリントやフォトブックなど、スマホなどで撮影した写真を楽しむためのプリント製品を開発・提供している。事業提携により、これらの製品をスタジオアリスが新しいサービスとして顧客に提供する。またスタジオアリスは、スマホなどで撮影される日常の写真を使ったプリントの楽しみ方を提案し、プリント需要を拡大させることで、両社の写真ビジネスの成長を目指す。プリントなどを生産する、両社のラボの生産効率化、コストダウンなどにも共同で取り組む考えだ。

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