JR西日本、ギックス 大量データの活用による生産性向上で提携

西日本旅客鉄道(JR西日本)は、データ分析サービスを手掛けるギックス(東京都港区)と業務提携契約を締結し、同社CVCのJR西日本イノベーションズがギックスに2億円を出資した。2019年1月11日に発表した。

ギックスは、決済データや営業活動記録、機器ログデータや移動ログデータなどを分析するサービスを提供している企業。設立は2012年だ。JR西日本からデータ分析業務を受託した実績がある。今後は、線路が分岐する場所での分岐器の状態監視や、レールのゆがみを矯正する機械のオペレーション支援、乗客の移動に関する統計情報の可視化などを実施する計画だ。

JR西日本ではグループとして、鉄道分野のビッグデータや、今後のセンサーネットワーク網整備などにより収集可能となる観測データと、ギックスのデータ分析ノウハウを融合させることで、設備状態の常時監視による新しいメンテナンス手法を確立することを狙っている。

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