ダイナミックマッププラットフォーム T2の自動運転トラックを用いたV2N通信の実証を開始

ダイナミックマッププラットフォーム株式会社は、新東名高速道路において、株式会社T2の自動運転トラックを用いてV2N通信の有効性を評価・検証する実証実験を2026年1月27日(火)から開始することを1月20日に発表した。株式会社三菱総合研究所が受託した総務省の「新東名高速道路の一部区間における自動運転レベル4トラック実証と連携したV2N通信を用いたユースケース実証に関する検討事業」において実施する。

ダイナミックマッププラットフォームは、自動運転システムの開発、レベル4自動運転トラックによる幹線輸送サービス事業、幹線輸送に付随した関連サービス事業を展開している。情報のリアルタイム性ごとに4階層に分類された情報を持つ地図データベース「ダイナミックマップ」を通じて、車線情報、路面情報等をまとめた静的情報の基盤となる高精度3次元地図データを提供するとともに、ダイナミックマップを構成する静的~動的な「ダイナミックマップ情報」を収集・配信する自動運転向けデータ連携システムの構築に取り組んできた。
総務省の事業の中で、高精度3次元地図データ(静的情報)と、安心・安全な自動運転をサポートするための様々な情報(動的情報)を重ね合わせた「ダイナミックマップデータ」を受信して可視化するアプリケーションの構築、実証および有効性評価を実施している。

本実証では、このダイナミックマップデータがV2N(Vehicle to Network:携帯電話網を用い、車両と通信ネットワークとの間で情報をやり取りする技術)の通信環境下において、自動運転に十分なレベルで安定して送受信可能かどうかを、T2の自動運転トラックを用いて検証する。

新東名高速道路一部区間(駿河湾沼津SA-浜松SA)において、携帯電話網および通信品質向上策を適用した通信環境下で、各情報のリクエスト送信~レスポンス受信までの時間とサーバ処理時間を測定し、V2N通信を活用してシステム要件を達成できるかを検証。今回はダイナミックマップデータのうち、①先読み情報提供(水膜厚予測情報の配信)と、②SA/PA駐車時の地図更新の2つを対象とする。
先読み情報については、高速道路の車線別の水膜厚予測情報の配信状況を検証する。SA/PA駐車時の地図更新については、幹線輸送の自動運転トラックが出発地点の物流センターで運行支援システムから指示を受け、目的地の物流センターまでの道路状況に応じたルートの地図、ならびに目的地の物流センター内の地図を受信することを想定した実証で、今回は物流センターを模してSA/PAで検証する。

V2Nは、自動運転の円滑な運行管理や遠隔監視等に必要となる要素となることから、有効性の評価・検討が求められている。ダイナミックマッププラットフォームは、本実証を通してV2N通信の社会実装を加速させ、自動運転レベル4の早期実現に貢献していく。