丹青社、ミライロ ユニバーサルデザインのセミナーをホテル向けに開催

丹青社(東京都港区)とミライロ(大阪府大阪市)は、2018年10月15日にホテル・宿泊施設事業者向けのセミナー「ユニバーサルデザイン・ソリューションセミナー」を開催した。両社は宿泊施設等のユニバーサルデザイン(UD)化に向けた協業を2018年8月より開始している。

これまでも丹青社ではユニバーサルデザインを取り入れた空間づくりを積極的に行うとともに、理解促進のため、役員参加の社員研修やユニバーサルキャンプというベントを実施し、多様性理解に向けた情報発信を行っている。またミライロは「バリアバリュー」という企業理念を掲げ、障害を価値に変えていくため、ユニバーサルデザイン導入に向けた研修やデザイン提案などを行ってきた。

このセミナーではホテル事業者に向けて、ホテルの一般的な客室空間を事例にあげ、具体的な改善策に踏み込んだ提案を行った。

ユニバーサルデザインはバリアフリーとは異なり、すべての人にとっての快適な環境作りを目指している。丹青社クリエイティブディレクターの石井康祐氏は「これからの客室に求められるユニバーサルデザインは、幅広い利用者に対応する多様性と快適性、デザイン性が必須となる。これらを高めた空間づくりを行っていかなければならない」とセミナーを締めくくった。

mirairo1810.jpg