LINE 2019年春からテイクアウト事業に参入

LINEは、2019年春から「LINEテイクアウト」サービスを開始することを発表した。事前に注文し、決済もLINE上で済ませる。2017年7月に開始したフードデリバリーサービス「LINEデリマ」と合わせて、中食の市場を開拓する。

LINEテイクアウトでは、近隣レストランの検索や事前注文、決済の他、タイムセール情報などもユーザーに提供する。飲食店側は、余剰食材を利用したテイクアウト商品を販売することで、店舗運営を効率化したり、フードロスを削減したりすることが可能になる。

また、テイクアウトに対する消費者のニーズもあるとLINEでは考えている。ファストフード店において、LINEデリマを通じてテイクアウト向けのクーポンを顧客に配布したところ、通常の宅配で使用できるクーポン訴求に比べ、コンバージョン率が上昇したという。2019年10月に予定されている消費税率引き上げでは、外食は消費税率引き上げの対象となるが、テイクアウトと宅配は軽減税率の対象品目となっている。魅力的なテイクアウト・メニューを提示できる飲食店には、売上を増やす機会ともなりうる。

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