三井不動産 シェアオフィスで専門家紹介サービスを開始

三井不動産は、シェアオフィスサービス「ワークスタイリング」の一環として、専門家と企業をマッチングする「テーマエキスパート制度」を2018年8月29日に開始した。シェアオフィスを利用する企業のオープンイノベーションを支援するもの。

同制度では、未来・宇宙・スポーツ・教育・フィンテック・メディア・ベンチャーなど、20以上のテーマの専門家を用意し、初回無料で相談ができる。新規事業などを検討する前の専門家ヒアリングや、業界の俯瞰などを想定している。シェアオフィスのネットワークを活用して専門家をマッチングするため、これまで全く接点がない分野でも、その分野の第一人者から話が聞けるという利点がある。

特にベンチャー領域に関する相談では、三井不動産のベンチャープラットフォーム「31VENTURES」(月刊事業構想連載・「世界各国のベンチャー企業動向」参照)の担当者が専門家として対応する。各テーマにおけるベンチャーの動向だけでなく、ベンチャーの企業への紹介も可能となるという。

ワークスタイリングは、2017年4月に三井不動産が開始した、10分単位で利用可能な法人向けた拠点シェアオフィスサービス。多拠点型シェアオフィス「SHARE」、24時間入室可能なサービスオフィス「FLEX」、泊まれるワークスペース「STAY」の3つのサービスを全国31拠点で展開する。専門家との面談は、FLEXを実施しているワークスタイリング八重洲、東京ミッドタウン、日比谷などの拠点で実施する。

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