インバウンド観光サービス日本美食が10億1000万円を調達

インバウンド観光客向けにレストランや旅行などのオンライン予約・決済サービスを提供する日本美食(東京都千代田区)は、2018年7月23日、10億1000万円の資金調達を実施したと発表した。

出資者の1つである農林中金は、「F&A(Food and Agri)成長産業化出資枠」を使った。この出資枠で、インバウンド領域の企業が資金を調達したのは初めて。

日本美食は、農林中金から調達した資金で、訪日観光客向けワンストップサービス「日本美食」を、地方などに広く展開する計画だ。外国人観光客に、国産農水産物をアピールし、消費拡大と地域の活性化につなげていく。

日本美食は、厳選した日本の飲食店を多言語で訪日観光客に紹介し、広告・予約から購入・決済まで完結できるサービス。クレジットカード決済の他、QRコード決済も使える。同社はこれまでに、東京メトロや京急電鉄などとも協業してきた(関連記事)。

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