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JTB、オリンピック中ホテルとしてクルーズ船を活用 横浜港で

月刊事業構想編集部(2018/6/26)

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JTBは、東京2020オリンピック大会期間中、チャーターしたクルーズ船を「ホテルシップ」として利用すると、2018年6月25日に発表した。発表記者会見には、ホテルシップが停泊する横浜市の林文子市長も出席した。

スポーツイベントや国際会議などの際、不足する宿泊施設を補うため、クルーズ船をホテルとして使うことは、海外では珍しくない。ロンドン、ソチ、リオデジャネイロで開催の過去のオリンピックでも、クルーズ船が宿泊先として利用された。そこで、国内でもクルーズ船をホテルとして利用するため、内閣官房のもとに設置された「クルーズ船のホテルとしての活用に関する分科会」などで規制が見直され、東京オリンピックでの実施が可能になったた。

2020年のオリンピック時にホテルとして利用するのは、米プリンセス・クルーズ社のサン・プリンセス。総客室数1011室、2022人を宿泊させられるキャパシティがある。ホテルシップとして運営する際も、終日提供される食事や、無料のフィットネスクラブ、プール、各種のショーなど、航海中と類似のサービスを用意する。旅行代金は、1泊一人当たり3万円台~30万円台を予定している。

今回のホテルシップ運営には、2つの効果が期待されている。1つ目は、大規模イベント時にクルーズ船をホテルとして利用する、実施例となることだ。JTBの高橋広行社長は「クルーズ船のホテルとしての利用を、オリンピックのレガシーの一つとして残したい。これは、ホテル不足に悩むの地域の課題を解決する手段となりうる」と話した。

2つ目は、クルーズ旅行の雰囲気や良さを伝える場となること。クルーズ旅行になじみのない人が長期の航海に出るのはハードルが高いが、数日間の港での滞在であれば気軽に試せる。ホテルシップは港に停泊しているものの、レストランや船上エンタテインメントは航海時と同じものが提供される予定だ。全国クルーズ活性化会議会長として、クルーズ旅行の振興に取り組んでいる林市長は、「ホテルシップの利用から、クルーズ旅行の魅力を知ってほしいと思う」と話した。

JTBは、ホテルシップでの滞在と観戦券をセットにした旅行プランも計画している。ホテルシップとしての運営中は、船内のショップでオリンピックグッズを販売したり、船上屋外ビジョンでの試合観戦を可能にすることも検討している。また、横浜市と連携して、ホテルシップが停泊する山下ふ頭周辺を、オリンピックを皆で楽しむ場としていく考えだ。 

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