東京ミッドタウンで 地域×デザイン展が開幕

日本デザイン振興会と事業構想大学院大学が共同で企画運営する「地域×デザイン2018 -まちとまちをつなぐプロジェクト-」が、2018年2月23日に東京ミッドタウン・デザインハブで開幕した。同企画展の開催は今回で3回目。今回は、全国から集めた10件の地域プロジェクトを展示形式で紹介する。また、日ごとにテーマを設定し、ゲストを招いたトークセッションも実施する。会期は3月11日まで。

1回目、2回目の地域×デザイン展では、デザインの視点で地域を見つめ、地域の問題を解決しているプロジェクトと、地域に潜在する魅力を発見し伝えているプロジェクトを紹介した。今回は「移動する」「働く」「つなぐ」をテーマに、具体的な動きのあるプロジェクトを選んで紹介している。23日のオープニングカンファレンスでは、10件それぞれの代表者が、展示プロジェクトについて簡単に紹介した。

会期中に開催されるトークセッションは、「地域プロジェクト×働く」「地域未来構想×働く」「地域の未来×繋ぐ」「食×繋ぐ」「地域×繋ぐ」などのテーマで約80人の演者が登壇する。一部のプログラムは、日本人材機構のselfTURN weekの一環として、自身のビジョンを基に場所や手法に捉われず活躍している起業家などがプレゼンする。同機構社長室長の矢野俊介氏は「地方には、首都圏よりも、志を持って何事かを成そうとしている人が多い。その事例を東京で話してもらい、自分らしい生き方とは何かを首都圏の人に考えてもらうきっかけにしたい」と話した。

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