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仙台市 課題先進地「東北」から世界を目指す起業家の成長を支援

月刊事業構想編集部(2018/2/14)

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東日本大震災以降、仙台市は社会課題を解決する起業家の裾野を広げる取り組みに注力し、「女性活躍・社会起業のための改革拠点」として国家戦略特区に指定もされている。2017年度は、起業家の裾野の拡大に加え、「東北から世界へ」広がる事業創出に挑戦している。

仙台市は、アクセラレータープログラムの運営で国内最大手の01Booster等と連携し、東北6県から地域の課題を解決し、社会を変えるような大きな事業を生み出す起業家の成長を加速する集中支援プログラム「東北アクセラレーター」を実施した。

2018年2月11日にはその成果発表会として「TOHOKU ACCELERATOR DEMO DAY」を仙台市内にて開催。定員を超える参加者が駆け付け、会場は熱気に包まれた。プレゼンターは研究者や医師、障がい者支援など、多様なバックグラウンドを持つ起業家15名。各起業家が、現場で感じた課題を解決するための事業プランを発表した。

会場から多くの共感を集めたのは、Co-LABO MAKER代表取締役の古谷優貴氏のプレゼンテーションだ。古谷氏は昭和電工での研究開発・事業立ち上げや、東北大学にて研究に従事した経験を持つ。同氏は、「研究開発を民主化し、誰もがやりたい実験を行える世の中をつくる」ことをビジョンに掲げ、「実験機器・技術のシェアリングプラットフォーム」を提供する。これまで見える状態になかった機器や技術をデータベース化することで、使う側はお金や施設がなくても実験や試作ができるようにし、世界から後れを取りつつある研究開発分野に風穴をあけようとしている。

成長市場とは違い、日本のような極めて予測困難なVUCA(ブーカ)な市場では、市場調査よりも何のために業を起こすのかという「志」が大切になる。震災の経験を持つ東北には潜在層も含め、「志」の高い起業家が数多くおり、仙台市が東北全体を巻き込み実施する本プログラムのような取り組み、環境整備が継続され、今後の日本を牽引する事業を生み出していくことを期待したい。

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