ユーグレナ 長崎の離島をつなぐ航空会社に出資

ユーグレナは、2017年11月29日、オリエンタルエアブリッジ(ORC社、長崎県大村市)と資本業務提携することを発表した。ORC社は、長崎空港を拠点に、県内の離島(壱岐、五島福江、対馬)と九州(長崎、福岡)を結ぶ航空路線を運航している企業(関連記事:月刊事業構想2015年1月号)。

 

ユーグレナは、2020年までにバイオジェット燃料による有償フライトを実現させることを目標としている(関連記事:月刊事業構想2015年6月号)。2017年6月にはバイオジェット・ディーゼル燃料実証プラントの建設を始めており、2018年10月の完成後、2019年前半にはプラントを稼働させる予定だ。

 

資本業務提携では、ユーグレナは、ORC社が実施する第三者割当増資を引き受け、持ち分割合4.7%を取得する。両社は、バイオジェット燃料によるフライトの実現に向けて協力していくとともに、長崎県の離島地域の振興に向けて協力する。

 

ORC社は、2017年10月29日から福岡・宮崎間で新規路線の運航を開始。福岡・五島福江間路線でも増便を行うなど、活発に活動している地域航空会社だ。現在運航している各路線では、全日本空輸とのコードシェア(共同運航)を行っている。

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