熊本県 八代港への大型クルーズ船の寄港に向け拠点形成

 

熊本県は、八代港への大型クルーズ船寄港に向け、拠点形成計画を策定し、2017年11月22日に発表した。八代港は、熊本県がロイヤルカリビアン・クルーズ社(RCL)と連携してクルーズ拠点を作る計画を立てている港だ。2017年1月には、国から国際クルーズ拠点を形成する港に選定されていた。

今回の計画では、拠点形成に向けて取り組む事業の内容とスケジュールを明らかにした。現在、八代港では、16万トン級までのクルーズ船を受け入れているが、世界最大級のクルー船は22万トン級。国は、2019年度までに、22万トン級に対応したクルーズ船専用の岸壁、泊地を整備する。RCLなどは、旅客ターミナル施設や集客施設を整備し、県は旅客の受け入れに必要な大型橋駐車場などを設置する。運営を開始する2020年には、クルーズ船の寄港回数100回を目標とする。またRCLは、40年間にわたって、他社に先立ち岸壁の利用を予約できる。

 

クルーズ船の寄港を増やすため、熊本県は、より広く自県の魅力をPRするべく、県独自の寄港地ツアーを提案する計画だ。例えば、観光列車とのタイアップや、イルカウオッチング、八代市を含む熊本県南部の15市町村における観光連携事業などだ。

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