神奈川県 外国人観光客の増加で観光振興計画を上方修正

神奈川県は、2016年3月に策定した「神奈川県観光振興計画」を一部見直し、新しい計画を2017年11月20日に発表した。訪日旅行者に関する目標値を、前倒しで達成したため。

  

外国人旅行者の全体数が増加していることから、神奈川県の外国人旅行者訪問者数は、2016年には231万人と、振興計画で2018年の目標としていた201万人を上回っている。他方、外国人観光客の訪問先は、全国に分散するようになったため神奈川県への訪問率は低下している。

 

今後は、訪日外国人旅行者をさらに誘客するとともに、外国人観光客の訪問率の低下に歯止めをかける。また、目標値は2017年には251万人(修正前は192万人)、2018年には298万人(同201万人)へと上方修正した。

 

新たに計画に盛り込む取組としては、宮ヶ瀬ダムとその周辺の自然を生かしたアクティビティの開発や、海外富裕層向けエグゼクティブツアーの企画・商品化、「日本遺産」に指定された鎌倉・大山・横須賀を核とする、歴史をテーマとしたプロモーションの実施などを挙げている。

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