運転中の脳活動をiPhoneで 東北大・日立ハイテクの合弁企業が開発

 

NeU(東京都千代田区)とKYOWAエンジニアリング・ラボラトリーは、脳活動と運転情報を一括して取得できる「NeU-DRIVE」を開発したと2017年11月20日に発表した。NeUの携帯型脳活動計測装置HOT-1000と、iPhoneドライブレコーダーを連動させる。NeUは、東北大学と日立ハイテクノロジーズのジョイントベンチャー。

 

「NeU-DRIVE」を使うと、運転者の運転状態や、その時の脳活動データを、1台のiPhoneを車のフロントガラスに設置するだけで取得できる。これまでは、ドライブレコーダーと脳計測装置を車内に別々に設置し、得られたデータを同期させる必要があった。運転中の脳活動データは、自動車の運転時の乗り心地や、安全に運転できるシステム設計、事故の少ない道路の設計などの研究者に有益な情報となる。発売は2017年12月を予定している。

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