国交省、東京都、新宿区 新宿駅周辺の屋内地図をオープンデータ化

 

国土交通省は、新宿駅周辺の屋内地図をG空間情報センターで公開することを2017年11月17日に発表した。誰でも自由に屋内地図をダウンロードして、屋内ナビゲーションアプリの開発が可能になる。

屋外の地図情報は、測位衛星から取得できようになっているが、衛星の信号が届かない屋内では別途、地図情報を作る必要がある。国交省は、2016年度には新宿駅周辺を含む4地区において、新宿ターミナル協議会など関係者と協力して屋内測位環境を構築。建物の中に入っても、シームレスにナビゲーションができるよう実証実験を実施した。

今回公開したデータは、その実証実験の際に整備したデータとなる。国土地理院の「階層別屋内地理空間情報データ仕様書(案)」を基に、座標の付与された階層別屋内地図を作成したもの(新宿駅改札内は除く)。公開ファイルのフォーマットは、GISソフトでの閲覧・編集が可能な Shapefile形式と、位置情報の付与されたPDFファイル(GeoPDF 形式)の2種類だ。

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