凸版印刷、Authlete 金融機関向けAPI認可サービスの提供で提携

凸版印刷とAuthlete(オースリート、東京都千代田区)は、フィンテックに関する事業で資本業務提携を締結したことを2017年11月14日に発表した。

API(Application Programing Interface)を公開し、自社サービスのデータを他のサービスでも使えるようにする動きは、ネット企業だけでなく、銀行などの事業会社にも広まってきている。そこで問題になるのがセキュリティだ。APIの公開に必要な、セキュリティレベルの高い認可サーバの構築には、そのためのプロトコルであるOAuth2.0 や OpenID Connect の仕様を網羅する、専門性の高い技術が必要となる。

 

Authleteが提供しているサービス「Authlete」は、これらのプロトコルを使うために必要な機能をWeb APIベースで提供することで、導入、利用のハードルを下げている。凸版印刷はAuthleteを活用したサービスを、まずは金融機関に向けに、2017年12月下旬から提供を開始する。

Authleteは2015年に創業した企業。FinTechピッチコンテスト「FIBC2017」で国内部門グランプリを受賞したほか、欧州のスタートアップインキュベーター「Level 39」にも選出されている。

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