障害者手帳アプリのミライロ 花王、カヤック、三菱UFJ銀行から出資

障害者手帳アプリ事業などを展開するミライロ(大阪府大阪市、月刊事業構想2023年1月号参照)は2023年5月10日、花王、カヤック、三菱UFJ銀行の3社を引受先とする第三者割当増資を実施したと発表した。業務連携を通じて障害者とその家族の生活が豊かになる新たなソリューションの開発を加速する。 

ミライロは2010年設立、障害者手帳をDX化したアプリケーション「ミライロID」を展開しており、同アプリは民間活用第一号としてマイナポータルAPIと連携、交通機関や商業施設など3700事業者で導入されている。このほか、法人や自治体に向けたユニバーサルデザインに関する幅広いソリューションを提供している。 

合理的配慮の提供が民間事業者にも義務化される「改正障害者差別解消法」の施行が2024年4月に迫る中で、障害に関するバリアを解消するソリューションの需要は拡大している。三菱UFJは出資を通じ、グループの有する金融サービスや顧客基盤とミライロのソリューション・知見等との融合を図り、新サービスの提供等に取り組むとコメントした。

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