JR東日本 NECからラグビー「グリーンロケッツ東葛」を承継
東日本旅客鉄道(JR東日本)と日本電気(NEC)は2025年12月11日、NECが運営するラグビーチーム「NECグリーンロケッツ東葛」について、NTTジャパンラグビー リーグワン2025-26シーズン終了後の2026年7月にJR東日本グループが承継する契約を締結したと発表した。
NECグリーンロケッツ東葛は1985年にNECラグビー部として創部。2002年に日本選手権初優勝、2003年にはマイクロソフトカップ初代チャンピオンとなるなどの実績を残している。2021年に現名称に変更し、我孫子市、柏市、松戸市など千葉県8自治体をホストエリアとして活動している。
NECは2025年8月からチームの譲渡に向けた検討を進めてきた。ラグビーへの情熱、スポーツチーム支援の実績、東葛地域との関係性から、JR東日本への譲渡が最善と判断したという。譲渡後もNEC我孫子事業場内の練習グラウンドやクラブハウスをJR東日本に貸与するなど、パートナーとしてチームの発展を支援する。
JR東日本はホストエリアの8自治体、チームが運営するアカデミーやファンクラブ、ホストスタジアム(柏の葉公園総合競技場)も引き継ぐ予定で、新たなチーム名称は決定次第発表する。同社は社会人ラグビーの地域リーグであるトップイーストリーグ所属の「JR東日本レールウェイズ」を運営しており、リーグワンで活躍するグリーンロケッツ東葛を迎えることで、日本ラグビー界の発展への貢献を目指す。