村田製作所　同社ハードウェアを使用した新事業アイデアを募集

村田製作所は2023年10月2日、ReGACY Innovation Group（東京都千代田区）と協業し、事業共創プロジェクト「KUMIHIMO Tech Camp with Murata」のエントリーを10月9日から開始すると発表した。プレ開催の2021年から数え３回目の開催となる今回は、対象製品の拡大や知財特許の一部開放など、大幅に規模を拡大する。村田製作所のハードウェアを使用したアイデアを広く募集し、共に実装するプロジェクトだ。

「KUMIHIMO Tech Camp with Murata」は、「ハードウェアの力で世界を変えたい！」という想いのもと、企業や大学に向けて同社の電子部品を提供し、新製品・サービスのアイデアを募るとともに、選考通過アイデアは実用化に向け、試作機の製作や量産・販売のサポートまで行う共創プロジェクト。プロジェクト内では、通常では入手しにくい村田製作所のセンサ、通信モジュールなど、高性能な電子部品を購入することができる。また、選考を通過した企業にはR&Dエンジニアの人的リソース、エンジニアが保有する知識・ノウハウの提供から量産開始とビジネスの拡張まで、事業化に必要なサポートを提供する。 

通算3回目となる今回は、村田製作所が指定する対象製品が10項目以上に増加し、センサからマイクロブロアまで、幅広いラインアップからアイデアを募集。また、今年から知財特許の一部を開放した募集を実施し、より幅広く多岐にわたったアイデアを募集する。さらに、この12月にはイスラエルにおいて、海外での「KUMIHIMO Tech Camp with Murata」の実施を予定しており、今後さらなる拡大を計画している。

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