尿・唾液検査サービス提供のBisu 総額3.5億円を資金調達

Bisu,Inc.(東京都中央区)は、韓国のQUADをリード投資家として、アシックス・ベンチャーズと15th Rock Ventures、パシフィコ・インベストメンツ、SOSV Investments(SOSV)より、シードラウンドで総額3.5億円を調達した。2021年10月7日に発表した。

Bisuは、精度の高い尿・唾液の自己検査サービス「Bisu Body Coach」を開発し、人々の健康と生活の質の向上を目指すスタートアップ。「Bisu Body Coach」は、使い捨て型のテストスティックで数滴の尿・唾液を採取し、自宅などに設置した専用の小型検査デバイスに差し込むだけで、多種目の検査を高精度に、かつ採取後2分間で分析できるもの。さらに、小型検査デバイスと連動したスマホアプリを利用することで、アプリ上で水分やビタミン、ミネラルなどの重要な栄養素に関するフィードバックを得られるほか、個人の目標、睡眠・活動パターンなどに基づいた健康改善のアドバイスも表示される。

今回調達した資金は、「Bisu Body Coach」のさらなる製品改良・販売開拓に充てる。また今後は、栄養検査だけでなく、トレーニング強度および効果測定やホルモンバランス、ペットの健康状態がわかる検査ツールの開発・提供も計画している。さらに今後Bisuとアシックスは、世界の人々の心身の健康に貢献する活動をさらに推進すべく、多方面で協業へ向けた取り組みを開始する。「Bisu Body Coach」によって収集されるデータを生かした分析診断やサービス提供を通じて、一人ひとりの健康および運動パフォーマンスの維持・向上のサポートを目指していく考えだ。

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