カカクコムとデジタルガレージ 飲食向けフィンテック事業で協業

カカクコムは2023年3月30日、デジタルガレージと飲食業界向けフィンテック事業の共同開発・展開で合意したと発表した。協業の第一弾として、請求書カード払いサービスを飲食店向けに展開する。

飲食業界では、モバイルオーダーや非接触型決済の浸透、フードデリバリーの利用者拡大などDXが加速している。カカクコムはレストラン検索・予約サイト「食べログ」のほか、オンライン予約や、予約席管理、店内モバイルオーダー、仕入業務効率化アプリなどの飲食店向けDXサービスを提供している。一方、デジタルガレージは決済とデータを融合したグループ戦略「DGフィンテックシフト」を掲げ、DX・フィンテック領域のサービスの開発を加速している。両社はそれぞれの強みを活かしてフィンテックソリューションを共同開発し、飲食業界向けのサービス群の構築を目指す。

まず、デジタルガレージの「DGFT請求書カード払い」を飲食店向けDXの一環として展開。銀行振込の請求書での支払いをクレジットカードに切り替え、実質的な支払い期日を最大60日程度繰延するサービスで、飲食店が直面している原材料の高騰による資金繰りの悪化などへの対応策として提案する。

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カカクコム「食べログ」