サントリーHD、第一三共ヘルスケアの全株式を取得しOTC・スキンケアに本格参入

サントリーホールディングスは、第一三共が保有する第一三共ヘルスケアの全株式を取得することを、2026年4月15日開催の取締役会で決議したと発表した。

第一三共ヘルスケアは2005年12月の設立。医薬品・医薬部外品・化粧品・食品等の製造・販売を手がけ、直近の売上高は867億円(2025年3月期)に達する。「ルル」「ロキソニン」「ミノン」「クリーンデンタル」など知名度の高い製品を多数擁し、OTC医薬品のリーディングカンパニーとして地位を確立。近年は機能性スキンケア・オーラルケア・食品へと領域を広げ、薬局・ドラッグストアに加えて通信販売の強化や海外展開も進めている。

取得価額は2465億円。株式取得は3回に分けて段階的に実施され、2026年6月に30%、2027年6月に70%、そして2029年6月に100%の議決権取得を予定しており、その取得が完了すれば完全子会社となる。

サントリーグループはこれまで、サントリーウエルネスで「セサミンEX」「ロコモア」などの機能性表示食品・健康食品を、サントリービバレッジ&フードで特定保健用食品「特茶」「胡麻麦茶」などを展開し、健康分野への取り組みを強化してきた。今回の買収により、予防から不調時の対処までセルフケア・セルフメディケーション領域全体に事業を広げることが可能になると同社では考えている。ブランド力・商品開発力・マーケティング力を融合させた総合セルフケア事業を新たな成長ドライバーとすることを目指す。