アンソロピック、「フェイブル5」追加料金なし提供を延長

米国のAI開発企業アンソロピック(Anthropic)は米国時間2026年7月7日(日本時間7月8日)、対話型AI「クロード」の最新モデル「フェイブル5(Claude Fable 5)」を有料プラン向けに追加料金なしで提供するキャンペーンの延長を、X(旧ツイッター)の公式アカウントで発表した。同社の発表やサポートページの日時は米国時間で表記されており、当初の期限だった米国時間7月7日から、米国太平洋時間7月12日23時59分59秒(日本時間7月13日15時59分59秒)まで延びる。

一時停止を経て7月1日に再開

フェイブル5は、同社が6月9日に公開した最新モデルである。公開直後の6月12日、先端技術の国外流出を防ぐ米政府の輸出管理措置の適用を受けて提供が一時停止されたが、6月30日に措置が解除され、7月1日から世界の利用者向けに提供が再開された。今回のキャンペーンは再開と同時に始まったもので、当初は7月7日までの予定だったところ、期限当日に延長が告知された形となる。

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対象は有料プラン、上限の半分まで

延長後も利用条件に変わりはない。同社サポートページによると、対象となるのは有料プランの「プロ(Pro)」「マックス(Max)」「チーム(Team)」と、利用人数単位で契約する法人向け「エンタープライズ(Enterprise)」プランのプレミアムシート(組織側で機能を有効にしている場合)である。

期間中は、1週間に使える利用量の上限のうち最大50%分までフェイブル5を追加費用なしで使うことができ、申し込みや設定の操作は要らない。一方で、エンタープライズプランの標準シートと、使った分だけ支払う従量課金型のエンタープライズプランは対象外となるほか、外部のソフトからAIを呼び出す開発者向けの仕組み「API」経由の利用にも適用されず、APIでは通常料金が別途課金される。

フェイブル5での利用が週間上限の50%に達した場合、その後の進め方は二つある。一つは「利用クレジット」を使ってフェイブル5を使い続ける方法で、これはプランに含まれる利用量を超えた分を支払う仕組みであり、月々のプラン料金とは別に請求される。もう一つは、クロードのほかのモデルに切り替えて、残りの利用枠の範囲内で作業を続ける方法だ。なお、フェイブル5はほかのモデルよりも速いペースで利用枠を消費するため、残量の管理には注意したい。

アプリやコード支援ツールで利用可

利用できる環境も従来と同じで、ウェブ版クロードとスマートフォンアプリ、パソコン用アプリでは、画面上でモデルとして「フェイブル5」を選べば使えるほか、業務エージェント「クロード・コワーク(Claude Cowork)」やプログラミング支援ツール「クロード・コード(Claude Code)」などにも対応する。クロード・コードで使う場合はバージョン2.1.170以降が必要となる。キャンペーン終了後、フェイブル5は各プランの週間利用上限には含まれなくなり、利用クレジットを通じた利用へ移行する。