日本郵政、日本郵便 買物支援サービス「おたがいマーケット」を開始

日本郵政と日本郵便は、2024年3月14日、地域コミュニティの強化を図る新しい買物サービス「おたがいマーケット」の提供を開始した。まちの中心部から距離があり、買い物が不便な奈良県奈良市東部地域において、日本郵便の郵便局と配達ネットワークを活用してコストを削減し、持続可能な買い物サービスを提供する。

「おたがいマーケット」のサービスでは、会員登録した利用者がネットスーパーで注文した生鮮食品や冷蔵・冷凍食品などの商品を、日本郵便が地域内拠点まで配達する。今回の奈良市東部地域においては、サービスの月額利用料は1500円で、回数の上限まで、注文ごとの配送料なしに利用可能。受取拠点は、月ヶ瀬ワーケーションルーム ONOONOと須川郵便局の2か所となっている。利用者は拠点まで出向いて商品を受け取ることになるが、その際に地域住民がサポートしあうことで、コミュニティの交流が生まれる効果も期待できる。

日本郵政と日本郵便は、「ローカル共創イニシアティブ」において、社会課題に取り組む企業や地方自治体に社員を派遣し、共同で新規事業を開発する取組を実施している。「おたがいマーケット」は「ローカル共創イニシアティブ」発の新規事業第1号案件である「共助型買物サービス」を恒常的に提供するもの。奈良市東部地域を先行実施として、将来的には受取先拠点や提供範囲を順次拡大していく予定だ。

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