豊田章男会長が語るトヨタの実証都市 ダイドー・日清食品・UCCとのカケザン共創に期待

(※本記事は「食品新聞」に2025年9月27日付で掲載された記事を、許可を得て掲載しています)

9月25日、オフィシャルローンチイベントで挨拶したトヨタの豊田章男会長
9月25日、オフィシャルローンチイベントで挨拶したトヨタの豊田章男会長

トヨタ自動車はウーブン・バイ・トヨタとともに、東富士工場(静岡県裾野市)の跡地約30万m2に大実証実験都市「ウーブン・シティ」のフェーズ1(4万7000m2)を整備し、9月25日、ここで実証実験を開始した。

フェーズ1には住居があり、トヨタ関係者とその家族数世帯がここで生活。一般の人のビジターとしての受け入れは2026年度以降を予定し、最終的な居住人数は300人程度を見込む。

実証実験には、インベンターズ(発明家)と称する企業らが参画。インベンターズは、ウィーバーズ(住民と訪問者の総称)に向けて新製品や新サービスを提供し、ウィーバーズはその使い勝手や感想をインベンターズに伝える。インベンターズはそれらのフィードバッグを発明に活かしていく。

このようにウィーバーズ協力のもと、インベンターズの強みとトヨタの強みを掛け合わせてよりよい未来を紡ぐことを「カケザン(掛け算)」と表現。実証実験ではこのカケザンを促進していく。

オフィシャルローンチイベントで挨拶したトヨタの豊田章男会長は「ウーブン・シティで起こしていくのはカケザン。カケザンは1社だけだと成り立たない、最低でも2社必要。2以上だったらいくらでも掛けることができる」と語り、最初の一歩を一緒に踏み出した企業として、ダイキン工業、ダイドードリンコ、日清食品、UCCジャパン、Z会、インターステラ、共立製薬の7社を紹介する。

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