蔵王ファームと丸山 平飼い卵でアニマルウェルフェア国際認証「Certified Humane®」を日本初取得

蔵王ファーム(宮城県刈田郡)と丸山(宮城県刈田郡)は2026年11月2日、両者が展開する養鶏事業「蔵王高原牧場 JAPAN Z 平飼いたまご®」が、アニマルウェルフェアの国際認証「Certified Humane®」を取得したと発表した。日本国内での同認証の取得は初となる。認証は、国際的な非営利認証機関HFACの連携組織であるCertified Humane Asiaが運営している。

世界的にSDGsや持続可能な調達への関心が高まり、外食やホテル、食品メーカーを中心に、ケージフリー卵の調達を公約する企業が急増している。一方、国内では国際基準に準拠した認証を受けた国産ケージフリー卵の選択肢がなかった。

同認証では、羽を広げたり休息したりできる十分なスペースを備えたケージフリー環境、砂浴び場や止まり木、産卵箱の完備、抗生物質や成長促進剤を使用しない飼料管理などが求められる。今回は第三者機関による現地監査を経て取得した。HFACは2003年に発足し、500社以上、8,000農場を対象に認証プログラムを展開。認証製品は世界8万店舗以上で扱われている。

蔵王高原牧場は標高580mの蔵王高原県立自然公園内に位置し、飼養羽数は3万羽。鶏舎10棟とGPセンター1棟を備え、敷地面積は20万6393㎡に及ぶ。鶏舎は地面から約1.5mの高床式で、アンモニアや二酸化炭素を舎外へ自然に排出する構造を持つ。コンピューター制御で温度と湿度を安定させるウィンドレス鶏舎で、伏流水や自社調達のアルファルファ、よもぎなどを給餌している。

蔵王ファームと丸山は、蔵王連峰の豊かな自然と温泉が広がる宮城県蔵王町を拠点に「JAPANブランドのおいしさ」を追求した豚「JAPAN X®」と、2026年6月より長年の畜産における思いとノウハウを注ぎ込み、今回国際認証を取得した「蔵王高原牧場 JAPAN Z 平飼いたまご®」を手掛けてきた。今後は牧場直送による供給を通じて、持続可能な調達を目指す消費者や企業への供給を強化し、国内でのエシカルな鶏卵市場の定着を後押しする方針だ。