テトラ・アビエーション 4.5憶円を資金調達

垂直離着陸航空機(eVTOL)を開発するスタートアップのテトラ・アビエーション(東京都文京区)は、事業会社から合計4.5億円の第三者割当増資を実施した。2022年6月21日に発表した。調達した資金は技術者の採用に充てる。「空飛ぶクルマ」の実現を目指し、ハードウエア、ソフトウエアに関するリード・シニアマネージャーを雇用する。

今回同社に出資したのは、三井住友海上キャピタル、 テイ・エステック、協和テクニカ、 東鋼、三菱ガス化学。経済産業省のオープンイノベーション促進税制を活用した企業もあるという。これは、オープンイノベーションに向け、事業会社がスタートアップ企業の新規発行株式を一定額以上取得する場合、その株式の取得価額の25%が所得控除される制度だ。

テトラ・アビエーションでは、2021年から、自社開発したeVTOL「Mk-5」を個人向けに予約販売してきた。2022年度中には最初の顧客に製品を届けることを目指している。日本及び米国で有人飛行を含めた飛行試験を実施し、米国のアマチュアビルド市場における認証を取得する計画だ。

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