リゾートホテルで日本初、環境に配慮したダイビングの国際認定取得 ANA万座

ANAインターコンチネンタル万座ビーチリゾート(沖縄県恩納村)は2022年12月26日、サンゴ礁の保全を目的としたダイビング・シュノーケリングの国際基準「グリーン・フィンズ(Green Fins)」の評価をクリアし、正式認定を2022年11月に取得したと発表した。日本のリゾートホテルとしては初の正式認定となり、3ランク(ゴールド、シルバー、ブロンズ)の基準がある中で、認定を所持する国内のダイビングショップ・施設の中ではトップとなる「シルバー」ランクを獲得した。

ANAインターコンチネンタル万座ビーチリゾートが位置する沖縄・恩納村では、観光資源のサンゴ礁を守るため、2018年7月21日に世界一サンゴにやさしい村を目指した「サンゴの村宣言」を行い、2019年には内閣府より「SDGs未来都市」に選定されている。2020年4月にはその取り組みの一環として、自治体主導で、日本で初めて「グリーン・フィンズ」の導入を開始した。これを受け、約20年前からサンゴ保全活動に取り組む同リゾートも2021年6月に「グリーン・フィンズ」への参加を表明し、マリンアクティビティの管轄部署を中心にガイドラインの遵守と普及活動に取り組んできた。 

「グリーン・フィンズ」は、2004年に国連環境計画(UNEP)とイギリスのリーフワールド財団によりスタートしたサンゴ礁保全を目的とした取り組みで、環境に配慮したダイビングとシュノーケリングのガイドラインを制定・普及し、それを遵守しているダイビングショップ・施設の評価と認定を行っている。ダイビング・シュノーケリング業界にとって唯一の国際的な環境基準として厳しい評価制度が設けられており、2004年の設⽴以来、世界14カ国・約700のダイビングショップ・施設で導入・認定実績がある。

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