味の素、TechMagic 協業基本契約を締結、食の基盤構築目指す

味の素は、フードテックベンチャー企業TechMagic(月刊事業構想2020年4月号参照)と協業基本契約を締結した。2021年10月14日に発表した。

外食産業における人手不足、生産性改善といった慢性的な経営課題、食材余りによる廃棄ロスなどの社会課題を共に解決することを目指している。TechMagicがもつ、AIとロボットを用いた効率的な調理インフラのテクノロジーと、味の素の「おいしさ設計技術」を活用したソリューション、幅広いメニューに対応する調味料の提供を組み合わせる。これにより、多様化する生活者のニーズに応えると同時に、食材を無駄なく効率的に活用することが可能になるという。

まずは中華料理をはじめとした様々な炒めメニューが提供可能な調理ロボットの共同開発から取り組む方針。将来的にはAIを活用したパーソナライズ化により、調理ロボットが嗜好性と栄養面から各個人に最適な食事を提供できるようにするという。誰もが食の楽しみと健康を両立できる、効率的な食のプラットフォームを構築するのが目標だ。

野菜炒め