マイナンバーカードサービスのxIDが5億円を調達、民間分野へ本格展開

マイナンバーカードに特化したデジタルIDソリューション「xID(クロスアイディ)」を提供するxID(東京都千代田区)は2023年9月4日、Hamagin DG Innovation Fundをリード投資家に、三井住友銀行と両備システムズを引受先とした総額約5億円の資金調達を実施したと発表した。

xIDは、マイナンバーカードと連携することで手軽に本人確認、本人認証、電子署名ができるデジタルIDアプリ「xID」を展開しており、全国400を超える自治体と連携している。2022年9月には自治体向け郵送DXサービス「SmartPOST」を開始し、全国255以上の自治体から申し込みがあるという。

マイナンバーカードの交付率は8月27日時点で75.7%に到達。政府は今後、銀行などの金融分野や、携帯電話契約におけるオンライン本人確認で、マイナンバーカードの公的個人認証を活用した不正・詐欺対策等を強化する方針だ。

xIDは今回の資金調達を契機に、パートナー企業との連携のもと、金融分野でのマイナンバーカード・デジタルID活用における課題解決を、デジタルIDソリューションの提供を通して加速していくという。

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